潰瘍性大腸炎を抱えて MOGU-STYLE

社会人になって潰瘍性大腸炎を患ったMOGUのライフブログ。日々の生活や治療、経験者からのアドバイスなどについて綴っていきます。

潰瘍性大腸炎になってからの食生活

潰瘍性大腸炎発症後の食生活について

カロリーメイト
意外と思われるかもしれませんが、潰瘍性大腸炎が発症してから、食事の内容については劇的な変化はありませんでした。

ですが、症状の影響や、生活の中で症状をコントロールするために、食習慣は大きく変わりました。特に変わったのは、朝食の摂り方です。

がっつり朝食から、栄養補助食品のみの朝食に

病気が発症する前は、朝食をがっつり食べてから出勤していました。
どんぶりご飯に、納豆と卵とキムチと豆腐を混ぜ合わせたスタミナ飯に、お味噌汁と牛乳。
これが毎朝の定番でした。

出勤の1時間前には起きて、シャワーを浴びて、朝食を食べて、着替えて出社。
仕事を始めてからの10ヶ月は、このスタイルが崩れる日はほとんどありませんでした。
(寝坊してご飯を食べずに出社、というのもたまにはありましたが)

ところが、症状が出てからは、この朝の時間の使い方が一変します。

まず、朝起きてから家を出るまでに、毎朝5〜6回はトイレに行きます。
1回あたりの時間を5分とすると、5回トイレに行けば25分を消費することになります。
朝からトイレで25分も消費していては、ゆっくりご飯というわけにもいきません。

また、食事によっても排便が促されます。
僕は発症して1年くらいは、食事を食べ始めると、一口目が喉を通ったとたんに便意をもよおしていました。

さらに、出勤途中にも可能な限り排便が起きないように配慮しなければなりません。
そういった事情から、朝食どころか水の一滴も飲まずに出社するように。

便意の恐怖を切り抜けながら会社へたどり着くと、ようやく朝のミッションが終了です。
会社のそばのコンビニで、カ◯リーメイトなどの栄養食品を買って始業前に食べ、空腹を紛らわすのが僕の朝食スタイルとなりました。

徐々に出始めた食事の制限

朝の習慣こそ変わりましたが、食事の中で「これを食べると調子が悪くなる」ということは特にありませんでした。

発症した日、同時に2日酔いにもなっていたことから、お酒の飲み過ぎだけには気をつけるようにしていました。
といっても、もともと日常的に飲酒をするわけでもなく、飲み会なども多いタイプではない上に、おそらく普通より飲めるタイプの人間なので、たまの飲み会などでは特に遠慮することなく飲酒していました。

病院でも、最初は食事については何の制限もされていませんでした。
こちらから「何か食事で気をつけることとかありますか?」と聞いても「暴飲暴食しなければ特に大丈夫だよ」と言われていましたしね。

それが、病気が何年も続いていくうち、
「お酒飲み過ぎないようにね」
「牛乳飲むの控えてみようか」
「油っこいものは積極的に摂らないように」
など、徐々に要求が増えていきました。

後出しで色々出てきてるということは、これらの制限に病気との医学的な関連性はないようです。
というか、上記の3つは普通の人でも摂りすぎるとお腹を下したりするものですよね。

要するに「お腹をくだしやすい食品を食べると、人一倍"くる"よ」ということなんだと解釈しています。

実際のところはどうかというと、牛乳は飲まなくなりました。・・・たまにしか(笑)
シリアル類を食べる時などは、豆乳をかけて食べています。
お酒や揚げ物類については、意識的な制限は特にしていません。

食事の制限に気を使いすぎて、自分にストレスをかけすぎるのも良くありませんよ! ←言い訳w

水分を摂りましょう

そうそう!
食事といいますか、「水分はたくさん摂るように」というのは初期の頃から言われていました。

「水飲んだら、余計にお尻から水が出てきちゃうじゃん」
とも思うのですが、下痢をするということは、大腸でちゃんと水分が吸収されないまま便として出てきているということなので、普通の人以上に水分を摂らないと脱水症状になりかねないのだそうです。

僕は病気の発症前から水は意識的に飲むようにしていて、会社のデスクに2リットルのペットボトルを置いて、それを1日で飲み干すことを自分に課していました。
症状が出始めた時は、「毎日水飲みすぎてるせいか?」とも思ったくらいです。

なので、僕自身は発症前と後で水の摂り方は変わっていません。

      2016/05/04

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